医療法人 土橋内科医院

堺市南区竹城台3-3-4 受付電話番号072-297-2266

3月13日からの土橋内科医院内のマスク着用について:引き続きマスク着用にご協力をお願いします。

3月13日からマスクは個人を主体に場所・人数等を考えて自由にしましょうというのが政府からのアナウンスとなっています。
しかし病院(診療所)についてはマスク装着推奨という形でアナウンスされています。
当院も新型コロナの非流行と言われる時期においても一定数新型コロナ陽性例を診察しており、流行期にはかなりのコロナ陽性の診察を行ってきました。
国からのアナウンスでは推奨にとどまっておりますが、当施設内におきましては3月13日以降も引き続きマスク装着をお願いするスタンスとなっております。
以下が理由です。
熱のない新型コロナも多数見てきたこと、患者本人はコロナと思っていなかったけれど、診察ではコロナを疑い検査すると陽性でしたということを多数経験してきました。
待合室の隣にはどうしても高齢者が多く、そこでの感染すると命に関わったり、助かっても体力低下が著しくなったりというリスクを減らすためです。
マスクはゼロリスクのためにするものではありませんが、減リスクのためには役立ちます。
以前からマスクを着けずに来院された方については、その場でマスクを1枚30円にてお渡ししています。今後も継続していきます。

マスク着用がどうしても無理という場合は、あらかじめ電話にてご相談ください。
待合室を使わないで診察ができないかを模索します。
具体的にはガレージを使用する、二診を使用するなど。
ここ数年は当院にはマスク着用ができないという患者はいませんでした。
引き続きご協力をお願いいたします。

寒波到来に向けてかかりつけの方は薬のご準備を。

来週の火曜日から木曜日は寒波到来が予想されております。
凍結のときに無理に来院すると特に高齢者では転倒リスクが高まります。

薬が切れてから病院へではなく、少し薬は残っているけど、寒くならないうちに取りに行こうが正解です。

来週の半ばに薬が切れる方は土曜日、月曜日のうちに来院のご検討お願いします。

実際に凍結となると、車で登院するスタッフなども登院困難になる可能性もあり、縮小して開ける可能性などもあります。副院長もいつもは車です。徒歩やバスへの変更を余儀なくされる可能性もあります。
安全第一です。患者さんの安全も当然ですが、スタッフの安全も大事ですので、ご了承下さい。

 

新型コロナが5類になったら?

新型コロナが5類になったら何か変わるでしょうか?

変わるもの、変わらないものがあります。

 

クリニック、病院でも違うと思います。

 

まずはウイルスの特性は人間の分類で変わりません。

人にうつす力、うつす期間は変わりません。

そのため三密対策も変わりません。

 

発症前から人にうつす。

症状の有無に問わずうつす。

接触感染と飛沫、エアロゾル感染がある。

ここらは変わりありません。

 

そうするとクリニックとしては、少なくとも感冒症状がある人については隔離が必要ということに変わりないですし、ガウン等も必要になります。

2類だからガウンで5類だからガウンなしとは行きません。

(ちなみに結核は2類ですが接触感染はありませんのでガウンは着ません。麻疹は5類ですが空気感染+接触感染もありますのでガウンを着ます。分類は関係なくウイルスの特性に応じて対応します。)

隔離が必要なため、5類変更後も当院の場合、ガレージにて診察になります。

疑う症状がある場合、待合室にて待機はありません。電話にて来院時間を指定し、ガレージ診察を行います。

またクリニックでは再診が増えるでしょう。その分診断がついてない初診のガレージ枠が逼迫する可能性があります。

現在はかかりつけのみに限定して現在はみておりますが、その縛りは5類変更後は消えます。初診の方にとってはありがたいことかも知れませんが、かかりつけの方にとってはガレージ枠を確保できない場合は診察できませんので不満が出る可能性があります。

 

 

変わるところとしては、保健所は介入しなくなります。

そのため入院が必要なときは、クリニックもしくは患者本人が探す必要がでます。

 

 

 

病院の場合、コロナ病棟を用意する必要はなくなります。一般の病棟とするかコロナ病棟とするかは病院自身が決めます。

コロナ病床として開けておいても補助金はなくなるので、おそらくコロナ病床は減ると思います。空きベッドは他疾患で埋めると思います。(そうしないと赤字になります。)

そうするとコロナ陽性のときに、病院に入院出来る確率は減ると思われます。

多少の入院適応でも部屋がないので自宅にて加療となる可能性が高いです。クリニックで探して欲しいとなっても、病院に当たってもない袖は触れないで無理なものは無理となります。その間は発熱者の診察が止まったり通常外来が止まる恐れがあり探す時間に関しても限界があります。(そのため何件か当たって無理な場合はあとは自分で探してくださいになります。)

また現在は自宅待機SOSやホテル療養がありますが、それらもなくなります。

そのため入院適応があっても入れなかった人や急に悪化した人が自宅から救急車を要請ということになって、一番大変なのは救急車かも知れません。

搬送先が見つからないが繰り返し、かつ件数が多くなると救急車は詰みます。

5類変更を一番恐れているのは救急車かも知れません。

またコロナ以外の疾患においても救急車が出払っているというリスクが増えると心配します。

 

その他変わるとすれば、診察費、投薬の費用などが公費から外れるということ。

5類に変更後も段階的ということでいきなり費用が保険診療のみとはならないとされてはいますが、いつかは費用負担になります。

特に抗ウイルス薬は高い(3割負担で2−3万円します)ので、検査費用なども含めてかなり高額になる恐れがあります。

 

うつす期間は変わりませんが、法的な縛りは消えます。

感染後7日間は自宅に待機をお願いしますは伝えるつもりですが、強制は出来なくなり、法的根拠もありません。

5類なので働くという方を止めることはできません。そういう方はコロナを隠して働くことになるのでしょうが、罰則はありませんし強制もできません。

 

なお5類になったらすべての医療機関で見てもらえるは幻想かと思います。

今まで新型コロナを見てきた医療機関以外(例えば整形外科、眼科、皮膚科、精神科、脳外科)がいきなり5類になったからと言って見ることはないでしょうし、患者さんとしてもコロナかもしれないからといって整形外科や眼科に行こうとはなりません。

応召義務についても誤解が多いですが、隔離出来る場所がないので見れないは応召義務違反にはなりません。内科の約7割が現時点で見ていると言われており、その他の3割はおそらく隔離ができない事が理由と思われますので増えないものと思います。

今後、5類になったあとは電話なしで受付に来る人が増えそうなのが厄介ですが、ウイルスの感染力は分類でかわりませんので、待合室で待機してもらうことは不可能で、一旦帰宅頂きます。その際クレームを言わないようお願いします。

ガレージ枠が埋まれば、その日は見れないとお伝えします。

 

つまり5類にするということは、経済的にも医療的にも国はサポートはしませんという厳しい内容で、診療所にも患者さんにもメリットはほとんどありません。

後は自衛するよりありません。

すでに自衛は頑張っているという方がほとんどかと思います。 今思いつく自衛とは

ワクチンを最大限打っておく、三密回避、三密のどれかが満たない場合はマスクをつけるくらいです。

 

なお当院の待合室は三密回避まではいきませんので(最大限換気はしていますが、診察などは距離が取れない)、5類変更後もマスク着用のルールは継続します。持参いただかなかった患者様には有償でマスク販売もします。

新型コロナワクチン

新型コロナ、インフルエンザともに高頻度で陽性が見受けられますが、ワクチン複数回の接種者は幸いに軽症の中でも症状が軽い方が多いのが幸いです。
一時は一か月待ちになっていたこともあるオミクロン対応ワクチンも今は来週の予約がまだの状況で1週間前後待ちまでで接種可能です。

XBB1.5なども含め原則今後流行しそうなものはオミクロン派生株であるのは間違いありません。オミクロン対応ワクチンが効いてくれるものと思います。(感染をゼロにする事は出来ないと思っています。)
既感染者も含め再感染のリスクは高く、かかった時に軽くで済むということは重要です。医療逼迫状況でも軽ければ耐えられます。

過去の論文によると
ワクチンメリット
接種からしばらくは感染予防効果がある。
重症化予防効果は長く続く。
家族などの周囲への感染リスクを減らせる。
Long COVIDといわれる後遺症もワクチン接種者が頻度は少ない。

などがあります。


またワクチンの弱いところとしては
接種から長い時間がたった後は感染予防効果がない(抗体が落ちる+変異による)
副作用が出る場合がある(発熱・倦怠感・頭痛・まれに心筋炎)

強い副作用の心筋炎ですが、
心筋炎はコロナ感染による心筋炎に比べて程度としても軽度であること、頻度としても感染による心筋炎より頻度が低いことなどがわかっています。


そのため総合的にはワクチン接種回数が少ない方についてはワクチン接種が勧められます。
特に最後のワクチン接種から時間がたっている方ほどお勧めされるはずです。

実際には多く打っている方ほど予約が早い(4回目接種からの5回目)のですが、本来は2回で終わっている人や3回で最後から時間がたっている人ほどお勧めすべきなのは間違いありません。
そういう方こそ、ぜひワクチン接種をお勧めしたいと思います。
(接種回数ゼロの人はオミクロン対応ワクチンの治験がなく接種は従来型もしくはノババックスと言われています。)
mRNAワクチンに信頼がおけない人はノババックスを御検討ください。(大阪市まで行く必要あり。ノババックスもオミクロン対応ではありません。)

また既感染者については3か月は開けるとよいと言われています。
感染直後にワクチンを打つとサイトカインストーム等が起こるリスクがあり副作用が強く出る可能性がありますが3か月後であれば安全にワクチン接種ができるものと思います。

本年の診察は本日にて終了しました。

本日をもちまして本年の診察が終了しました。
病診連携で紹介状を書いたのは約210回になります。
昨年と比較すると約20名ほど減っております。
昨年は途中まで新型コロナ検査を保健所を介して他院へ紹介状を書いていたため、その件数分多かったのだと思います。

昨年途中からは院内で検査を行うようになりましたが、今年も振り返るとキットが手に入らなくて検査出来なかった第六波、人数が多すぎてガレージ診察が追いつかない第七波、第八波とそれぞれの時期に色々な苦悩がありました。

またワクチン接種についても、おすすめできるものかを確認できるだけの論文をしっかり確認のうえで、施行してまいりました。
幸いに当院で接種された方で長期に渡る後遺症などがなかったのは幸いでした。(一時的な発熱や倦怠感などは聞いておりお辛かったものとは思いますが。)

来年には新型コロナも5類相当に分類されるとは思いますが、変わったとてウイルスの特徴が変わるわけではなく、本年同様ガレージ隔離は続くものと考えており、感染者が増えるとキャパシティオーバーも想定されます。

さすがにワクチン接種回数は減るかと思いますので(今年はコロナワクチン3回の人も多かった)、その時間を診察に割り当てられるのではと思います。

年末年始について

12月29日の午前を持ちまして年内の診察は終了となります。

 

12月30日 休診

12月31日 休診

1月1日 休診

1月2日 休診

1月3日 休診

1月4日 休診

1月5日〜 通常診察

 

となります。

 

発熱外来が逼迫

年末が近くなっておりますが、発熱者が増えています。

9時前に発熱外来分の予約が埋まる日が出てきています。

当院もかかりつけに限定することでかかりつけの方をお断りすることを減らす様に努力しているのですが限界です。

本日は午後外勤先に行きましたが、外勤先も午前9時で当日の枠すべてが埋まったとのことで、どこも同じ状況であるものと思います。

今一度セルフチェックの対象かどうかなど大阪府のホームページなどもご確認ください。

https://www.pref.osaka.lg.jp/iryo/osakakansensho/sinryokensa.html#sinnryou/kennsairyoukikann

当院の診察もあと2日です。その後は年末年始になります。
セルフチェックのためのキットの準備などは薬局でお求めいただけるのが第七波との差かと思いますので、症状が出る前に用意しておくことをおすすめします。
その際は必ず医療用、体外診断用と書かれたものをお求めください。
研究用はセルフの登録に使えないだけでなく、精度が悪く誤診のもとになると言われています。