新型コロナウイルスが全国的に増えています。
昨年の同時期のインフルエンザ患者は1週間に40万人程度だったそうです。
一日当たり約6万人でしょうか。
現在の新型コロナウイルスは一日6000人になっています。
インフルエンザについては多くの人は一人15分もあれば診断から処方まで完結しますが、新型コロナウイルスの場合多くの人の医療ソースが費やされることが想定されます。入院率はおおむね25%とされています。
加えてICU収容率もインフルエンザの5~10倍、致死率もインフルエンザの5倍以上となると入院数は圧倒的に新型コロナウイルスの方が高くなるのはやむを得ず、医療が逼迫しても仕方ないと思われる人数になっています。
となるとどうしても考えるのが緊急事態宣言です。
前回の緊急事態宣言では健診が中止になりました。
前回については4月から5月であったため健診が受けられなくて困るという人はいませんでした。
今回は堺市の特定検診などは3月末で終了します。
次回緊急事態宣言が出た場合、3月までに終了する可能性はあるでしょうか?なかなか早期の収束は難しそうです。5月も延長を2週間程度されましたが、今回はそれ以上に延長される可能性もありそうです。
今後、緊急事態宣言がされるかどうかは府の要請、国の判断なので確定事項ではありません。しかし可能性は十分にあると思っておかなければなりません。
さらに緊急事態宣言後に健診業務が中止になるかどうかは市が決めることです。
健診は地域の医療にとって診療所のすべき大切な仕事の一つです。
健診を受けたいと思っているが3月にしようという考えの患者様も多いと思いますので、一度アナウンスをさせていただきます。
今年に関しては受けられる時期に受けておくのも一つの判断です。