(新型)コロナが徐々に増えてきました。
(新型)コロナ増加中です。
当院でも連日、複数人がコロナ陽性の結果となっています。
体調を崩しやすい季節ですし、マスクしづらいほど暑い季節ではありますが、このしんどい時期にコロナにかかるもの大変です。
また近くお盆休みに入る医療機関が増えますので、感染しても見てもらえるところがないというリスクもあります。ここ3年は毎年30000人以上が亡くなっており高齢者にとっては初期対応が重要な疾患でもあります。
体調管理には十分にご留意ください。
当院のコロナ治療は原則ガイドラインに準じた治療を推奨しています。
高齢者を中心に抗ウイルス薬を投与します。高齢者の抗ウイルス薬投与は入院率、死亡率を下げることが知られているからです。
若い人については症状が強く早く症状緩和したいときに抗ウイルス薬を使用します。入院率や死亡率について強く意識して投与することはない年代は抗ウイルス薬は必須とは考えておりませんので、希望を聞いて対応しています。
その結果対症療法を選択する方も多くおられます。
抗ウイルス薬でのコロナ後遺症頻度の改善については、ウイルス量が後遺症率と関連があるとされる以上、理論上は抗ウイルス薬群で後遺症が減る可能性があります。しかし実際には論文上明確な前向き試験での抗ウイルス薬での後遺症減少は指摘されておりません。あくまで後遺症を減らす可能性があるとのみと考えております。当院のスタンスとしては後遺症を減らす目的で抗ウイルス薬を投与することはありませんが、おまけとして後遺症が減ればいいなぁくらいには思っています。
抗ウイルス薬は高額になります。抗ウイルス薬は院外処方で対応していますので当院での支払い額は問題ありませんが抗ウイルス薬は約5万~10万円の薬価ですので3割負担の方では調剤薬局で3万円近い支払いになる方もおられます。
風邪症状で3万以上財布に入れて病院や診療所に受診される方も多くないのはわかりますが、コロナは高齢者を中心に命のかかる病気ですので、高いからと言って忖度はできません。
虫垂炎の人でもしお金がないからという理由で手術しなくて死亡したら病院のせいという世の中です。コロナも標準治療がありながら抗ウイルス薬適応の人に高いという理由で治療しないというのは病院としては選択肢はありません。本人がガイドライン説明を受けて拒否した場合は別ですが。
現在流行っていますので金銭的にも感染予防を頑張っていただければ幸いです。
お盆前でかつ発熱外来も多いので一般外来の待ち時間が伸びております。今週は混雑が続くと思いますが、時間に余裕をもって受診をお願いします。
2025年 夏季休暇について
8月9日は通常診察があります。
8月10日 日曜日のため休診です。
8月11日 山の日で祝日のため休診です。
8月12日~16日:お盆休暇のため休診です。
8月17日 日曜日のため休診です。
8月18日~ 通常通り診察があります。
今年は8月10日~17日の8日間休診が続きます。薬が途中で切れないようご注意ください。
新型コロナウイルスの陽性率も高まってきておりますので、体調管理にも十分ご留意ください。
マイナ保険証について:有効期限に注意。
マイナ保険証にも有効期限があります。
マイナンバーには10年の期限がありますが、電子証明は5年で更新が必要です。
電子証明等の期限が5年ですので、5年前に作ったマイナ保険証は期限ぎれになっている方がおられます。
保険証を使っていた方の中には7月で保険証が切れて8月からマイナンバーを使おうと思っている方も多いと思いますが、期限切れにはご注意ください。
対策の一つは
資格確認証を取っておくことです。
資格確認証は75歳以上はマイナ保険証を持っているかを問わず全員に送られてくると変更されておりますので、75歳以上の方は手続き不要です。
しかし75歳未満(74歳以下)の方は、マイナ保険証を登録している方は申請しない限り資格確認証は送られてきませんので、ご注意ください。
マイナ保険証を紐づけていない方、マイナンバーカードを持っていない方には資格確認証が届きますので、それが保険証代わりになります。
旅行先にもマイナンバーを持っていくより資格確認証を持っていた方が安心ですし、いざという時のために是非、資格確認証を申請しておくことをお勧めします。
またマイナンバーカードを使いたい方は有効期限には十分に注意を払っていただければ幸いです。
先日有効期限切れのマイナンバーカードのみの患者様に遭遇いたしましたので。
5月24日休診となっています。ご注意ください。
先日もお伝えしておりますが5月24日の土曜日が休診になっております。
土曜日しか診療所に行けないという方で24日を予定していた方は、17日もしくは31日に振り替えるしかございませんので残薬を確認の上、31日まで持たないという方は明日、17日の受診をお勧めいたします。
土曜日以外でも問題ない方については、23日までは通常通りの診察ですし、26日以降も通常通りの診察ですので、特に明日の受診をしなくても問題ありません。
ご迷惑をおかけしますが、5月24日休診になりますので、よろしくお願いいたします。
特定検診と保険診察は別日にお願いします。
先日、検査院から厚生省あてと思われますが、特定検診についての話題がありました。
特定検診には診察料が含まれており、その同日に診察投薬を行うと保険診療にも診察料が含まれ二重になっているのではないかという内容でした。
人によっては診察が重なることもあるし人によっては重ならないところもあるでしょうが、診察料が二重に請求されていることが問題視されています。
その同日の再診をなくすとレセプトには投薬あり、診察なしの状況になります。
特定検診はレセプトには乗りません。診察なしとしか見えません。
つまり保険の再診を取ったら二重取りと言われ、保険の再診をとならないと無診察投薬の恐れがあるといわれることになります。
そのようなグレーなことは当院としてもしたいと思いませんので、対策として特定検診と保険診療は必ず別日に行うようにルールを作りました。
昨年までは同日に行ってくれていたのにと思われるでしょうが、グレーなことを行うことは今の社会では評判を落とす一因となります。
患者様としては同日されていた場合、年に1回通院回数が増えることになりますが、グレーなことを行わないためのルールとしてご理解いただければと存じます。
患者様のご協力も必要です。
特定検診は余裕をもって受けていただければと存じます。
帯状疱疹ワクチンの定期接種化について
4月から帯状疱疹ワクチンの定期接種化によりその年度に65歳、70歳、75歳、80歳、85歳、90歳、95歳になる方については補助がでます。
その年をのがすと5年待つか自費接種になるので、ワクチンに興味があるけど高くて打てなかった人はアンテナを張ってください。
相談があればお答えします。
ビケン水痘弱毒生ワクチンは4950円、シングリックスについては2回接種必要で1回11000円(2回で22000円)になります。
補助がない場合当院ではビケン水痘弱毒生ワクチンは8800円、シングリックスは44000円前後になりますので、イメージとしては半分の補助という感じでしょう。
効果についてはビケン水痘弱毒生ワクチン<シングリックスになっています。
免疫抑制剤や抗がん剤中の方は生ワクチンは摂取できません。
免疫抑制中の方は帯状疱疹発症リスクは高いので、ワクチン接種が推奨されますので、シングリックスを積極的に検討ください。
まもなくインフルエンザ治療薬が枯渇しそうです。
全国的に過去最悪と言われるインフルエンザ流行のため、インフルエンザ治療薬が入荷できない状況です。
特に内服のタミフル、オセルタミビルサワイはしばらく入ってこないと思います。
吸入薬については高齢者は厳しいでしょうし、院外処方にしても、院外にも薬はない可能性が高いです。打つ手に限界があります。
今一番必要なことは、社会的に流行を抑えるしかありません。
外出の折にはしっかりとマスク、手洗い、帰宅後のうがい等感染対策を今一度お願いします。
先日も大きな病院への搬送事例がありましたが、現在多くの病院が満床で救急そのものを受け入れできないという状況が見受けられます。先日はたまたま3ヶ所目で受け入れ頂けましたがもし同じことが明日起こって受け入れが可能かは正直なところわかりかねます。
心配されるのは抗ウイルス薬が手に入らない→重症化する→でも入院てきるところがないというパターンも増えるのではと思います。
これはインフルエンザに限ったことではなく、コロナも同じです。
特に今シーズンはインフルエンザもコロナもワクチン接種が過去で一番少なかったイメージです。
コロナにかかっても簡単に入院は出来ないものと思います。
連日発熱枠もすぐに埋まります。
マンパワーも薬も入院ベッドもすべて有限ですので、体調管理をしっかりとお願いします。