7月5日より50歳以上基礎疾患なしの方の予約が始まりました。
たった1時間程度ですべての枠が埋まりました。
それ以降に来院された方、申し訳ありませんでした。
理由を考察してみます。
まだ予約をされていない方の今後の参考になると思います。
ワクチンの確保の問題があり当院では3週間~最大4週間の予約までしか受け付けていません。
(毎週水曜日に3週後から4週後までの1週間の予約を開始しています。)
確保について
1日100万回を30日打つと3000万/月となります。これが政府目標ですが既に達成されています。
7月のワクチン確保数がファイザー2300万/月です。それ以外はモデルナワクチンです。
これを過不足なく全国にいきわたらせるというのは至難の業です。
自治体から国への確保・要求は2300万を超えていると推測しています。その中国が勝手に減らして配分していると思われます。
余るところ不足するところそれぞれあって当たり前です。
そのため堺市が余裕があるかどうか?確保できるのかという問題があります。
このような状況下で先まで予約をとれません。
(先行してたくさん予約をとった診療所でワクチン確保できず多くの人にキャンセルの電話をしているところもあるそうです。)
また8月9月も2300万/月だそうですので、同じ傾向が続くものと思われます。
上記に理由により確約されたところの分を予約枠として開放となるとどうしても3週間程度が限度になります。
(先まで取ると違うところの方が早かったのでキャンセルという違う問題も増えます。ワクチンの不足している中、2ケ所に申し込みをしてキャンセルされてワクチン破棄となればかなりもったいないし予約が取れていない人に申し訳ないです。)
もう一つは1回目、2回目の比率です。
5月19日~6月8日が1回目のワクチンしかありませんでした。(全員1回目)
6月9日から6月29日は2回目のワクチンがメインでした。(臨時で週36人、1回目を追加しました。)
6月30日~7月20日は1回目メインで予約が取れました。(1回目90人/週+2回目36人/週)
また7月21日~8月10日は2回目メイン(90人/週)で、36人/週が1回目の人がいる状況です。
3週間ごとに1回目が多い(=2回目が少ない)、2回目が多い(=1回目が少ない)
が入れ替わりになっている状況です。
そのため7月5日から予約可能な枠がそもそも当院では少ないという事情がありました。
(2回目メインの週に予約可能な枠があたっているという意味です。)
50歳以上64歳以下の基礎疾患なしはワクチンを積極的に打ちたいと思う人が多いなか
本日早々に現在開放している枠がすべて埋まりました。
そのため7月6日に予約に来ても予約が入れられない状況です。
また7月7日の開放できる枠も1週間分=36人となっており、比較的速やかに埋まってしまうと思われます。
その上7月22日、23日の祝日、8月12日~14日のお盆休暇などワクチン接種なしの日が複数あります。これらの日およびその3週前(7月24日など)についてもワクチン予約枠がありません。
これらはクリニック特有の現象と思いますが、堺市のクリニック共通の現象でもあり、予約が取りにくいという状況が重なっていると思われます。
大規模接種会場はモデルナの場合4週後が2回目ですし、開始時期がずれており、こういう問題が起こりにくい体系になっておりますし、堺市集団接種も日を切ってを随時受付しておりますので、1回目に偏るということが少ないように聞いています。そもそも集団接種の開始日は個別接種と開始時期が異なりました。
色々と選択肢を広げて御検討いただければと存じます。