大阪の新型コロナ、相当に増えてきました。
当院はかかりつけ患者さんの発熱に対して抗原検査にて行っております。
体調不良の際には先に電話診察しますので、電話（0722972266）にて電話診察を依頼下さい。感染対策として体調不良の方は待合室は入らないようお願いしておりますので。
抗原検査の特徴を意識して検査しています。
PCR検査との差は発症初日。
初日に関しては検出率はPCR>抗原検査かと思います。
二日目以降は差が減り４日目くらいまでは差が少ない時期ですので抗原検査は有用です。
抗原検査はすぐに結果が出るのがメリットです。
初日にPCRを受けて翌日結果がわかるのと、二日目に抗原検査してその場でわかるのとでは同じ二日目に結果がでますので、無理に初日には検査しないよう配慮しています。
もう一つのメリットは抗原検査は無駄に少ないウイルスでは陽性にならないため、検査陽性=ウイルス量が多い、検査陰性はかかってないもしくはウイルス量が少ないと判断できます。
たとえ新型コロナを見逃したにせよ、ウイルス量が少ないのにすぐに重症化に至る事は確率的には少ないです。ですので陰性の場合は慌てず様子を見ながら症状の悪化時に再検査という手法がとれます。少ないウイルスも見逃したくないという方はPCRが向きますが、抗原の方が病気の時だけ陽性になるため病的意義としては高いかと思います。
さてこれだけ感染者が多いとどうしても検査が必要な方も多くいます。
電話診察→来院→診察→検査→結果（15分）→投薬→会計→帰宅→消毒
となるたお一人あたりどうしても一時間前後かかります。陽性であれば発生届等の入力も必要になります。
3時間で3人もしくは4人が限界になります。
検査の結果を電話にすることで待たずに投薬、会計ということも考えていきます。（検査から結果の15分が短縮されます）
これは暑さ対策でもあります。
ガレージはかなり暑いですので。
また検査の特徴として、陽性の人のほとんどが検査後1分以内に陽性線が見えるという過去のデータからでもあります。
裏をかえせば直後が陰性の人のほとんどは15分後も陰性です。
（ただし正しい判定は15分待つ必要があります。）
またこれだけ多いと、嘔気、下痢の原因が新型コロナという方も一定数出てきます。
これらの症状を含めてガレージ隔離しながら診察になりますので、よりガレージ診察の比率が上がります。
当院は医師一人で、ワクチン業務、健診業務、一般診察（慢性疾患）も行っていますので、発熱等についても時間のある限りは診察しますが、すべてガレージ診察優先にはできませんのでご了承下さい。
他の病院も多忙なのは承知しておりますので、簡単に周りにお願いすることもできません。
皆様が健康に留意して頂くよりなく、体調管理を宜しくお願いいたします。
ワクチンも感染予防効果は3回の場合、打ってから短い人で50-70％、かなり前に3回打った人で30-50％と言われています。4回目も3回の人と比較した感染予防効果が更に−30％とも言われておりますので、ワクチンについても3回目のまだの人、4回目を希望の方はご検討下さい。
