医療法人 土橋内科医院

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ガレージ診察、本日分は埋まっております。

昨日、本日と発熱に対してのガレージ診察を行っておりますが、昨日は朝9時の段階ですべての枠が埋まり以後はお断りしました。本日も朝の時点で午前中で収まらず、午後に回ってもらった方が2人いるので、すでに午後のガレージ枠が終了となっております。
 
2類相当だからとか5類相当だからとかいう事情でガレージで見ているわけではなく、感染経路によって隔離の仕方が変わります。
 
例えば結核は2類ですが、飛沫感染、飛沫核感染をしますので、医療者はN95マスクですが接触感染はないのでガウンは着る必要はありません。
麻疹は5類になりますが、空気感染をするため5類であっても対策は必要です。(抗体が高い人や既感染は再感染がないのでそこまで大変ではなく対応できますが空気感染をするため最大限の隔離は必須です。)
新型コロナウイルス飛沫感染、一部に空気感染を想定しなければならないため、待合室には入れないというのは2類であっても5類であっても変わりません。また接触感染も少なからずあるということで現時点ではガウンテクニックもまだ必要とされています。
ウイルス特性として新型コロナは隔離は必須です。一部の診療所ではいまだに検査ができないという事情はそこにあります。
 
当院は幸いに空間的隔離が可能という点はありがたいのですが、ガレージ診察は発熱者の待合室にはなりえません。
そのため
電話診察→来院→診察→検査→処方→会計→消毒
でようやくおひとりの診察が終了します。
どうしても時間がかかりますので、一日の診察でお受けできる体調不良の方は限界があります。
 
なお同居家族が複数で体調不良という場合は同時に診察を行うことは可能です。
 
 
なお体感としては現在の新型コロナの人数から考えて
喉の痛みと発熱が同時にあった場合
新型コロナである可能性は70%程度
喉の痛みはあるが発熱はない場合
新型コロナである可能性は30%程度
熱がある場合で新型コロナである可能性は40%程度
などを想定しながら診察しています。
 
新型コロナも重要ですが、こういう時の細菌性肺炎、誤嚥性肺炎、胆嚢炎、虫垂炎熱中症腎盂腎炎、亜急性甲状腺炎、成人スティル病、膠原病、など
熱の出る疾患の鑑別も重要になってきます。
どうしても確率が高いものから検査していきますので新型コロナ検査をして陰性ののち必要なら採血やレントゲンということも過去、良くありました。時間はかなりかかります。
 
ここ最近は一般の方の待ち時間が長くなる傾向にあります。
ワクチンも現在4回目が多い時期ですので尚更です。
待ち時間短縮には最大限配慮したいとは思いますが体は一つ。
なかなかうまくはいきません。