医療法人 土橋内科医院

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新型コロナワクチン

新型コロナ、インフルエンザともに高頻度で陽性が見受けられますが、ワクチン複数回の接種者は幸いに軽症の中でも症状が軽い方が多いのが幸いです。
一時は一か月待ちになっていたこともあるオミクロン対応ワクチンも今は来週の予約がまだの状況で1週間前後待ちまでで接種可能です。

XBB1.5なども含め原則今後流行しそうなものはオミクロン派生株であるのは間違いありません。オミクロン対応ワクチンが効いてくれるものと思います。(感染をゼロにする事は出来ないと思っています。)
既感染者も含め再感染のリスクは高く、かかった時に軽くで済むということは重要です。医療逼迫状況でも軽ければ耐えられます。

過去の論文によると
ワクチンメリット
接種からしばらくは感染予防効果がある。
重症化予防効果は長く続く。
家族などの周囲への感染リスクを減らせる。
Long COVIDといわれる後遺症もワクチン接種者が頻度は少ない。

などがあります。


またワクチンの弱いところとしては
接種から長い時間がたった後は感染予防効果がない(抗体が落ちる+変異による)
副作用が出る場合がある(発熱・倦怠感・頭痛・まれに心筋炎)

強い副作用の心筋炎ですが、
心筋炎はコロナ感染による心筋炎に比べて程度としても軽度であること、頻度としても感染による心筋炎より頻度が低いことなどがわかっています。


そのため総合的にはワクチン接種回数が少ない方についてはワクチン接種が勧められます。
特に最後のワクチン接種から時間がたっている方ほどお勧めされるはずです。

実際には多く打っている方ほど予約が早い(4回目接種からの5回目)のですが、本来は2回で終わっている人や3回で最後から時間がたっている人ほどお勧めすべきなのは間違いありません。
そういう方こそ、ぜひワクチン接種をお勧めしたいと思います。
(接種回数ゼロの人はオミクロン対応ワクチンの治験がなく接種は従来型もしくはノババックスと言われています。)
mRNAワクチンに信頼がおけない人はノババックスを御検討ください。(大阪市まで行く必要あり。ノババックスもオミクロン対応ではありません。)

また既感染者については3か月は開けるとよいと言われています。
感染直後にワクチンを打つとサイトカインストーム等が起こるリスクがあり副作用が強く出る可能性がありますが3か月後であれば安全にワクチン接種ができるものと思います。