医療法人 土橋内科医院

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新型コロナワクチンの副作用について

 
重篤なものとしては
アナフィラキシー(4.7人/100万 アメリカ 女性に多め、過去アレルギー歴ある人8割、接種後30分以内9割)
ですが、
軽度の副作用(副反応)としては
発熱、倦怠感、頭痛、疼痛などの局所症状などが挙げられます。
発熱頻度は1回目接種 5%弱、2回目接種35%程度とされております。
倦怠感についても1回目 20%弱、 2回目60%となっております。
頭痛も1回目10%、2回目50%程度は出るとされております。
そのため対策としては副作用が出た場合、対症療法が必要な方がおられます。
対策は解熱鎮痛薬になります。
手持ちにカロナールや市販のバファリンルナ、タイレノール(成分がカロナールと同じ)があればそれを使用するとよいと思います。
問題は手持ちがない人です。
市販で買っておくのが良いと思いますが、何を買っていいのかわからない人もいると思います。
そのため当院ではワクチンの抽選で当選した人には電話連絡をするのでその際に手持ちの解熱鎮痛剤を確認し、希望がある人にはカロナールをお渡しすることを考えております。
こういう処方については保険診療は使えません。
また無料での投薬は法律的にも責任問題としてもひっかっかる可能性があります。
そのため自由診療として、希望のある方にはカロナール(500)1錠
×4回分の頓服を200円にてお渡ししようかと考えております。
あくまで自由診療の一つとしてです。
なお保険診療できないかという問い合わせもあると思いますが、少なくともワクチンと同時の投与は保険診療は不可能です。翌日の受診では熱などがあれば保険診療?ということですが、状況次第かと思います。
しかし発熱者は現在ガレージ診察をしていますので、有症状者が増えるとガレージ診察枠が埋まり診察できない状況が作られることが想定されます。そのためワクチン接種翌日の発熱については解熱剤で様子を見てもらうというより他ありません。
色々と考えると解熱鎮痛剤を手持ちしておくのが妥当かと思います。(市販か病院で処方されたかは問いません。)