医療法人 土橋内科医院

堺市南区竹城台3-3-4 受付電話番号072-297-2266

コロナ治療薬(抗ウイルス薬)の公費負担は9月で終了、10月からは一部負担が発生します。

コロナの感染者はようやく減ってきた印象でありがたい限りです。そうはいってもまだ陽性の方は当院にもおられます。

コロナ2019(新型コロナ)の治療薬の公費負担は9月30日までです。


10月からは上限ありですが、抗ウイルス薬だけで3割負担9000円、2割負担6000円、1割負担3000円がかかります。
それ以外にも診察料、トリアージ料(こちらも下がりますが存在します)、検査料、処方箋料なども加わります。

そのため3割負担の方では1万円を超える費用が発生することが想定されますので風邪症状で受診の際はご注意ください。

高齢者では入院費もかなりの高額になりますので、できる限り医療機関としては入院が減ると言われている薬はお勧めします。(ガイドラインに準じて投薬します。)
入院が8割減るとされるパキロビッド、3割程度減ると言われるラゲブリオについては適応があれば、有料になった後もお勧めすることになると思います。

入院が減ることが想定されていない基礎疾患がない人用のゾコーバについては費用等を説明の上、投薬希望があればガイドラインに準じて投薬します。

ガイドラインに準じた治療を心がけておりますのでご了承ください。

重症化リスクありならパキロビッド、ラゲブリオから選択しています。発症5日以内しか使えません。(ごく軽症の場合で改善傾向の既にある人は経過観察します。)
重症化リスクない人は経過観察もしくはゾコーバ(症状が強い人)から検討しますがゾコーバの適応は発症3日以内です。


今後は通院費が高くなることから、通院しない人の率が増えることを想定しています。診断を受けない人は症状が改善次第出歩きますので、ある程度蔓延する可能性があります。次の冬のコロナの波は大きくなるやもしれません。