医療法人 土橋内科医院

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新型コロナ抗原キットが手に入りません。

全く新型コロナ抗原キットが入ってきません。また入荷見込みもありません。
 
現在の大阪府では
発熱+咽頭痛であれば約7~8割近くが新型コロナ陽性となると思っております。
咽頭痛のない発熱の場合でも5~6割程度、熱のない咽頭痛でも5~6割程度は新型コロナではないかと思うくらいです。
もちろん周囲に新型コロナの方がいたかどうかで、確率は上がったり下がったりはあるでしょう。
 
そのため発熱であれ、咽頭痛であれ、両方がある人も含め片方の症状のみでも検査が望ましいことに間違いないのですが、先述のとおり新型コロナのキットが全く入ってきません。
そのため
一番には、発熱がある、もしくは咽頭痛がある方は新型コロナの検査のできる病院や診療所の発熱外来の受診をお勧めしております。
発熱者や咽頭痛ありの新型コロナ疑いの強い人が複数の病院を渡り歩くことそのものがお勧めできる状況ではないためです。
 
しかし自身で新型コロナの検査ができる病院、診療所を探すということ自体がかなり難しいのも事実です。
当院でも受診された方には医師専用ダイヤルからの保健所への電話にて病院を探してもらっていますが、その医師専用ダイヤルも1時間くらいつながらないことなども経験しています。
当院を受けても保健所に連絡がつながらないと結局検査の手筈が整いません。
 
また薬は欲しいものの、検査は拒否という対応をとる一部の方への対応がかなり時間を要します。
よく自分は新型コロナとは思っていないなか検査で陽性がでるとまさかという反応をされる方もいますが、そもそも検査のため他院を紹介するとなると拒否反応を示す方が複数経験し相当に困りました。
特に検査拒否される方は自由に動き回りたい方に多い印象です。
コロナと診断され陽性となることがある種の罰ゲームの様な状況(仕事先に迷惑がかかる、家族に迷惑がかかる)であるためと思われますが、診断を受けずに仕事を続けることも本来は迷惑がかかる行為という認識は少ないようです。
 
このような状況を繰り返し経験しています。安易に発熱や咽頭痛の方をお受けしても時間ばかりを要してしまい発熱者や咽頭痛の方(ガレージ診察)に一人当たりかなりの時間を要しています。
一人で1時間を超えることもありました。
そのため一日当たりの発熱者、体調不良者の診察はどうしても少なくしかできません。
 
以上の点からやはり最初から検査ができる病院、診療所で見てもらうのが一番と思います。